
杏林製薬は9日、新社長に常務取締役の宮下三朝氏が昇格するトップ人事を発表した。現社長の平井敬二氏は取締役相談役に退く。6月22日開催予定の株主総会と取締役会で正式決定する見通し。
同社は、今回の社長交代について、「重点領域の呼吸器や耳鼻科領域の開発パイプラインの構築に一定のメドがついたため、新体制への移行を決めた」と説明している。
新社長に就任する宮下氏は、1951年生まれの61歳。74年4月に杏林製薬に入社後、01年4月に品質保証部長、05年4月に執行役員、08年6月に取締役執行役員生産本部長、11年6月から常務取締役生産本部長を務めていた。