◆先週金曜日(15日)の全国紙と呼ばれる各新聞の1面トップを飾ったのは「6歳未満の男児に初の脳死判定」がされた記事、対抗記事が「税と社会保障一体改革での民自の修正合意」だった。喜ばしい話題と、目にしたくない政治的混乱。何となく対照的な感じだった
◆2010年7月に改正臓器法が施行され、15歳未満からの臓器移植が可能となり、15歳未満の提供は昨年4月に続き2回目で、6歳未満では初めての出来事。海外での臓器移植が難しい中、移植が必要な子どもたちには朗報だろう。男児の家族の決断に敬意を表すと共に、関係者の苦労に感謝したい気持ちだ
◆一方、政治はどうか。消費税増税は民主党内では足並みが乱れ、党執行部の発言がむなしく響く。また、自民党との修正協議では、民主党の掲げる改革の根幹となる最低保障年金制度創設や後期高齢者医療制度廃止は棚上げされ、改革と増税が離れていく
◆こうした政治にはうんざりして、国民は民主党政権を求めたのではないか。日本の行く末はどうなるのだろうか。
対照的な2つの話題
2012年06月18日 (月)
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