◆以前は薬局薬剤師が在宅医療に関わる上で、無菌調製の設備や技術が欠かせないと捉えられる傾向が強かったが、近年はそうでもないようだ
◆トリプルバッグ製剤が開発されるなど輸液が発達。無菌環境下で薬剤を混合しなくても隔壁を開通するだけで済むようになった。現在のところ在宅医療で無菌調製を実施するのは「オピオイドを投与する癌末期患者などに限られる」と複数の薬剤師から聞いた
◆さらに今春の診療報酬改定で、専用の部屋を設けなくても設備さえあれば無菌製剤処理加算の算定が可能になった。在宅医療に取り組むに当たって無菌調製のハードルは以前よりも低くなっている
◆むしろ在宅医療未経験の薬剤師が直面する大きな壁は「医師からの訪問薬剤管理指導の依頼をどう獲得するか」だろう。「待っていても依頼は来ない」とは先駆者に共通する見解。薬局店頭で認知症患者をスクリーニングし、自宅を訪れて薬の管理状況を把握、それを医師にフィードバックするなど能動的な働きかけがきっかけになる。
在宅医療未経験の薬剤師が直面する壁は
2012年06月20日 (水)
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