メディセオの最新鋭物流センター「東北ALC」(岩手県花巻市)が15日に竣工した。同社5番目のALC(エリア・ロジスティクス・センター)となるが、これまでの都市型とは異なり、広大なエリアをカバーする同センターの特徴としてFLC(フロント・ロジスティクス・センター)機能が初めてスタートすることが挙げられる。支店などをFLC化することで、東北全域の得意先にALC機能を提供することが可能になる。
長福恭弘社長は、「東北ALCによって得意先からの評価、支持が得られると信じている」と、同センターに東北での事業展開における起爆剤としての期待を述べた。ALCの稼働は7月、18カ所のFLC化は来年夏に完成する予定。
同センターの概要は、[1]敷地面積1万1382m2、建築面積6030m2、延べ床面積9984m2[2]在庫品目数:稼働時1万8500、最大2万4000アイテム[3]出荷金額:稼働時年間1000億円、最大1800億円[4]設備当時額:約30億円(FLCを含めると総額65億円)