薬事・食品衛生審議会医療機器・体外診断薬部会は22日、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)が申請した自家培養軟骨「ジャック」の承認を了承した。細胞組織加工製品としては、自家培養表皮「ジェイス」に次いで2番目だが、整形外科領域においては国内初となる。事務手続きを経て、1カ月程度で正式承認される見通し。
同製品は、患者の膝関節軟骨から軟骨組織を少量採取し、アテロコラーゲンゲルに包埋して培養。患者自身に適用する自家培養軟骨を作り、交通事故やスポーツなどで欠損した軟骨部分に移植することで、症状の緩和を図るというもの。患者自身の細胞を使用するため、免疫拒絶反応が低いなどの利点がある。
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