ハイリスク薬、一包化へ課題
厚生労働省の「薬局のかかりつけ機能に係る実態調査」報告書がまとまった。在宅医療では常勤1人薬局で、深夜早朝の時間外訪問が5割を占めるなど、薬剤師への負担が大きい実態が分かった。調剤報酬では多くの薬局が、一包化加算の算定要件に満たず薬局の持ち出しとなっていた。ハイリスク薬の薬学管理でも、半数の薬局が算定基準の課題を指摘した。
調査はかかりつけ薬局の機能強化を目指し、▽これまでの調剤報酬改定を踏まえた、薬局における患者指導の実態把握、課題の明確化▽医療と介護の棲み分け、訪問薬剤管理指導のニーズの洗い出し――を目的に実施した。全国の保険薬局管理薬剤師を対象とし、701件から回答があった(回収率70・1%)
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