医薬品医療機器総合機構は抗不整脈薬「シベノール錠」(成分名:シベンゾリン)について、販売元のアステラス製薬とトーアエイヨーからの適正使用情報をホームページに掲載し、[1]腎障害の程度に応じた減量[2]高齢者は少量から投与開始[3]定期的な臨床検査と必要に応じた血中濃度測定――を呼びかけている。3月に添付文書を改訂して注意喚起したが、その後に高齢の腎機能障害患者で血中濃度の上昇を伴う心停止が2例発生したため、改めて周知を図った。
[1]腎障害の程度は、血清クレアチニン値を指標として判断する。消失半減期を正常例と比べると、軽度~中等度障害例で約1・5倍、高度障害例で約33倍に延びることを念頭に減量する。透析患者は禁忌。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。