がん対策推進協議会は17日、6月に「がん対策推進基本計画」を閣議決定してから初の会合を開いた。この日は、癌医療における職種間連携が議論のテーマに上がり、薬剤師と歯科医師から意見聴取した。参考人の山本弘史国立がん研究センター中央病院薬剤部長は、がん対策推進基本計画の達成のために薬剤師がやるべきこととして、▽外来化学療法を安全で確実に実施できる体制の充実▽在宅緩和ケアを行う体制の整備――を挙げた。
山本氏は、日本病院薬剤師会や日本医療薬学会が、がん薬物療法認定薬剤師、がん専門薬剤師などの専門人材を育成しているが、基本計画では専門的人材養成が足らないと指摘されている点に触れ、さらなる専門・認定薬剤師の養成に取り組むと共に、癌医療の基礎的な知識、技能を有する薬剤師を多数育成する必要性を主張した。
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