◆エス・エム・エスとQLifeが、医師、看護師、薬剤師、患者の4者に対して「わが子を医療従事者にしたいか」というテーマで調査を行った。その結果では、同じ医療従事者でも属性によって職業観に大きな違いが見られた
◆例えば、「わが子を医師にしたい」率は医師、薬剤師では高いものの、看護師や患者からの人気は必ずしも高くない。看護師や患者は薬剤師志向が強いが、薬剤師本人や医師ではそれほど強くない――などだ
◆看護師と患者の6割以上が「なってほしい」とする薬剤師だが、当の薬剤師自身は自分の子どもが薬剤師を目指すことに消極的という点は注目される。理由には薬学部が6年制になったことを挙げる人が多く、「同じ6年制に行かせるなら医師を目指した方が良い」という声も見られた
◆薬学教育6年制は、薬剤師会や薬科大学など多くの関係者が長年の努力や検討を重ね、成し遂げられたものだったはず。「同じ6年制なら医師を目指した方が良い」という声が挙がったことに、少し寂しさを覚えてしまう。
「わが子を医療従事者にしたいか」
2012年08月22日 (水)
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