◆「ブロックバスター型モデル」「パワーマーケティング」の終焉が指摘されて久しい。製薬企業のビジネスモデルは、世界的に自社で全てを抱える垂直統合型からアライアンス中心の水平分業型に大きくシフトしてきた
◆日本でも、国内製薬企業の新薬創出数の減少も相まって、最近は研究開発・販売のあらゆる面で“戦略的提携”を結ぶ件数が増加してきている。その内容は様々だが、形を変えた物量作戦が復活しつつあるような印象もある
◆ほとんどが海外大型品の国内導入や市場性が高い製品の販売提携をしているケースで、中には重点領域以外で手を組んでいる事例も見られる。逆に言えば、新薬が出にくい状況で、ブロックバスター的な製品の魅力は失われていないということだろう
◆アンメットメディカルニーズに対応した新薬開発を全社が目指している時代に、過去のようなブロックバスターを生み出すのは難しい面もあるが、より革新的な新薬に価値を求めている以上、物量作戦を進めるにも節度ある取り組みが必要だ。
「パワーマーケティング」の終焉は
2012年09月05日 (水)
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