上田薬剤師会が開いた「OTC医薬品を用いた薬剤師による軽医療マネジメントワークショップ」では、オーストラリアから招いたTimothy F Chen(シドニー大学薬学部准教授)、RebekahMoles(シドニー大学薬学部、オーストラリア病院薬剤師会副会長)、Abilion Neto(オーストラリア薬剤師会・公認臨床心理士)の各氏が基調講演し、小グループで行う各種ケースでのシミュレーションやグループ討議などに必要になる知識、知見を提供した。
大切な他職種との症例共有‐Chen氏
Chen氏は、オーストラリアの医薬品・医療制度変遷の中で薬剤師の生き残りが厳しい状況に置かれたことから、薬剤師自らがその役割を変革させてきた流れを紹介。「薬を供給するまたは調剤する」役割から「患者を対象に他の医療専門家と協力してサービスを提供する」へとパラダイムシフトし、現在「質の高い医薬品利用(QUM)」を担うことが、使命になっているとした。
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