(4)社会保障と税の一体改革への対応
高齢化が進む2025年に、どこに住んでいても適切な医療・介護サービスが受けられる社会を実現するためには、「地域包括ケアシステム」の構築が最大の柱になります。医療提供施設である薬局、そして医療の担い手である薬剤師の役割を明確にして、地域包括ケアシステムの構築に積極的に取り組んでまいります。
(5)在宅医療推進のための薬薬連携の強化
在宅医療において、薬剤師は他の医療スタッフと協働・連携し、医薬品の適正使用、医療安全、終末期・緩和ケア、ハイリスク医薬品や長期投薬への適切な対応が求められます。薬剤師が在宅医療に参加して職能を発揮するには、地域の医療職種との連携強化、とりわけ病院薬剤師との薬薬連携の強化が重要です。
(6)診療報酬改定と医薬分業への信頼性
来年の4月改定に向けての議論が始まります。超高齢・少子社会のさらなる進展により、医療保険を取り巻く環境はますます厳しくなっています。そういった中、前回の改定の議論の過程において、医薬分業のあり方などに対して受けたご指摘に対しては、これを真摯に受け止めると共に、医療の一翼を担う薬剤師として、国民から寄せられた期待に応えられるよう努力していくことが、私たちの最大の課題であると考えます。
関連リンク
ページ
1 2