もう一つの側面、川上取引については、市場価値に見合った仕切価水準となることを目標にし、製薬協メンバーとのワーキングチームで議論を進めています。卸は、川中にあって、メーカーの販売代行という側面と共に、ユーザーの購買代行という側面を持っています。メーカーとユーザーの両方のご納得をいただいて、初めて円滑な医薬品流通が実現するという原点を忘れてはならないと考えます。
適正な仕切価水準は適正な市場価格実現のための基本であると思います。さらなる進展を望みます。
社会保障と税の一体改革関連法が成立し、消費税率が2014年4月には8%、15年10月には10%に引き上げられることになっています。政権が変わり多少の手直しが入る可能性もありますが、実施は間違いないと思っております。
そもそも医療機関・保険薬局に償還される価格である薬価には消費税が含まれており、医療機関や保険薬局は負担していません。本当に負担しているのは、患者さんや保険者なのです。今後とも消費税問題については重大な関心を持って対応する方針です。また、行政においても全ての人々が納得できる分かりやすい説明が必要であると考えます。
薬卸連は新年度から、新公益法人法の一般社団法人に移行する予定です。
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