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◆２０１３年がスタートした。各新年会でも今年の干支である「巳年」にちなんだあいさつが披露されている。「蛇」は脱皮をすることで再生や新たな胎動の始まりとしてポジティブに捉える向きは多い
◆従来からの脱皮という点で、政局面において昨年の総選挙による政権交代で安倍内閣の発足が挙げられる。日本の再生に向け、喫緊の政治的諸問題にどのように取り組むか、新たな舵取りの行方が注目されるところだ
◆翻って医薬品小売業界にも進化・再生が訪れようとしている。昨年末にスイッチOTC化が承認された、初の生活習慣病改善薬（脂質異常症治療薬）「エパデール」。医薬品販売のあり方で、従来の物販的な販売姿勢から脱却した取り組みが必要になるのは間違いない
◆また11日には医薬品ネット販売訴訟の最高裁判決が下される見通しだ。判決如何によっては、対面販売を原則とする新医薬品販売制度の根幹を揺るがすことにもつながりかねない。古い殻からの脱皮が期待される巳年だが、再生の方向性を見誤ってはいけない。