
日本薬剤師会は16日、都内で新年賀詞交歓会を開いた。あいさつに立った児玉孝会長は、創立120周年の歴史に触れた上で、「一般薬の販売体制やネット販売の問題、医薬分業のあり方を含め、現在の薬剤師が先達の思いをしっかり持っているとは言えない」と指摘。「120周年をきっかけに、医薬品に関わる様々な薬剤師の責任を、もう一度しっかり果たしていく年にしたい」と決意を語った。
児玉氏は、日薬120年の歴史を振り返り、薬剤師が果たしてきた役割を強調しつつも、「一般薬の販売体制について、いかがなものかと言われ、調剤ポイントという恥ずかしいことをやっている。医薬分業も、本当に先達の思いを持ったものになっているだろうか」と提起。「東日本大震災で薬剤師として熱い思いを持って駆けつけたことを思い起こし、先達の思いをしっかりと受け止め、改めて薬剤師の責任をもう一度果たしていく年にしたい」と語った。
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