日本漢方生薬製剤協会の芳井順一会長は17日、賀詞交歓会で「希望に満ちた新年を迎えた」とあいさつし、今年が創立30周年の節目となることに触れ、「新たなステージに向かう第一歩、エポックにしなければならない。力を合わせて頑張ろう」と呼びかけた。
特に大きな課題には、医療上必要性の高い医薬品として漢方製剤・生薬の薬価を維持する新たな薬価改定方式の導入を位置づけた。中央社会保険医療協議会が次期薬価制度改革の議論を本格化する秋口に向け、「全力を挙げて取り組む」と決意を語った。「中医協の薬価専門部会は数字でエビデンスを出さないと説得できない」とも述べ、会員各社の生薬ごとの輸入数量や価格の変化を過去20年間程度調査し、加重平均を出していきたい考えを示した。
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