一部の一般薬のインターネット販売を規制した厚生労働省令は無効とする1月11日の最高裁判決を受け、厚労省は「一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会」の初会合を14日に開く。今国会に薬事法改正法案を提出することも視野に入れ、新たな販売ルールの作成を進める。座長は、社会保障制度改革国民会議の委員で、中央社会保険医療協議会の会長なども務めた学習院大学経済学部の遠藤久夫教授が就く。
田村憲久厚労相は先月の最高裁判決後、これまでの規制に代わる新たな一般薬のネット販売のルール作りを進めるための検討会を設置するよう指示していた。1日の閣議後の会見では、検討会の立ち上げを明らかにし、「有識者、推進派、慎重派をそれぞれ同数程度入ってもらった。その中で一定の方向性に理解をいただきながら、最終的な報告をいただきたい」と述べた。
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