日本アルトマークは、4月に市販後調査(PMS)を主体としたCRO事業をシミックに譲渡し、メディカルデータベース(MDB)事業に経営資源を集中させる。これまで製薬会社や医療機器メーカーなど180社を対象に、医療施設・医療従事者のデータベースを提供してきたが、昨夏から医療従事者向けの情報提供サービスを開始した。製薬会社だけでなく、医療従事者にもサービスを提供することで両者をつなぎ、“医療情報のインフラ”を目指す。5年後にはMDB事業の売上高を約27億円から約38億円までに引き上げたい考えだ。
同社は、40年前から製薬会社・医療機器メーカー、医薬品卸などの会員社に対して、全国の医療施設や薬局、そこに従事する医師や薬剤師などの医療従事者の基本情報を集めたMDBサービスを提供。今後サービスを強化していくため、売上が減少傾向にあったCRO事業をシミックに譲渡し、MDBの“一本足打法”で事業展開していく。
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