日本薬学会は、コアカリを編成するAからGまでの7項目のうち、協議中だったE、Fの内容を整理し、文部科学省が11日に開いた「薬学系人材養成のあり方に関する検討会」に提示した。これにより、同学会が作成した改訂案の内容が全て出揃ったことになる。今後、文科省のコアカリ改訂専門研究委員会メンバーが調整を行った上で、年度内をメドに中間まとめを作成。4月中に大学をはじめ「新薬剤師養成問題懇談会」の参加団体、日本製薬工業協会などに中間まとめについてのアンケート調査を実施する。
薬学会の薬学教育モデル・コアカリキュラム改訂調査研究委員会がまとめた改訂案では、大項目をA(基本事項)、B(薬学と社会)、C(薬学基礎教育)、D(衛生薬学教育)、E(医療薬学教育)、F(薬学臨床教育)、G(薬学研究)――の7領域で組み立てる考え方を示しているが、E、Fについては継続協議となっていた。
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