◆風疹が昨年6月頃から流行しており、今年に入ってもその勢いは止まらず、1~3月までの累積報告数は2903人となった
◆特徴は男性が約8割と圧倒的に多いことに加え、20代、30代の占める割合が6割に達すること。その要因の一つとしては、1976年から始まった風疹の予防接種は、94年度まで女子中学生のみが対象で、その年代は男性を含めて接種率が低いことが挙げられている。女性も6割と多い
◆風疹の症状は比較的軽いが、大人だと発熱や発疹の期間が子どもより長く、関節痛がひどいことが多い。そして何よりも妊娠初期に女性が罹ると、先天性風疹症候群を持つ赤ちゃんが生まれる可能性があること。今年は1人が確認されている
◆こうした状況を受け厚労省は1月29日、2月26日に相次いで定期接種対象者の接種勧奨や妊婦や夫・その同居者、妊娠の可能性がある女性への接種の呼びかけなど、風疹対策徹底に関する通知を出している。ポスターも作成し周知も図っている。昨年は後半から報告数が急増した。流行はこれからだ。
風疹の流行、勢い止まらず
2013年04月12日 (金)
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