◆インフルエンザ対策関連の動きが活発化している。発表された数字が正確ならば、中国での鳥インフルエンザ(H7N9型)感染者は約80人で、死者も二桁を突破した
◆この事態を受け厚労省は15日、国内で感染が疑われる患者が発生した場合の標準的な対応策、手順をまとめた。医療機関、保健所、地方衛生研究所、国立感染症研究所それぞれの役割と対応策を決めており、ウイルス遺伝子配列分析で患者が確定されれば、厚労省内に対策本部を設置して情報を公表することになっている
◆また、空港などの検疫所でも感染者を早期発見する水際対策を実施しているが、国内への流入、さらにはヒト・ヒト感染が発生しないことを祈りたい
◆一方、新型インフルエンザ等対策特別措置法が13日に施行されたことから、政府は16日に段階別の具体策を記した政府行動計画案を提示した。ワクチン特定接種対象者に薬局や医薬品卸が規定されたことは前進だ。こちらのインフルエンザも発生しないことを祈りつつ、準備は万端整えておかなければならない。