◆風疹の流行が拡大している。ゴールデンウイークを挟む17週までの累積報告数は5442人となった。4月以降の約1カ月間の累積は2871人で、3月までの累積2571人を大きく上回った
◆17週では、大阪の報告数が135人となり、これまで最も多かった東京の124人を抜いた。ただ、累積では東京が1813人と3分の1を占め、次いで大阪の803人、神奈川740人、兵庫395人、千葉375人、埼玉309人と、大都市圏が多い
◆風疹で怖いのは、妊娠初期の女性が罹ると先天性風疹症候群(CRS)を持つ赤ちゃんが生まれる可能性があること。CRSの3大症状は先天性心疾患、難聴、白内障といわれる。これ以外にも網膜症、肝脾腫、血小板減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞、小眼球など多岐にわたる
◆今年に入り、既に5人のCRSが報告されている。予防にはワクチン接種が必要だ。流行する地域の自治体の一部には接種費用を助成するところもある。接種希望者は市町村などに問い合わせてはいかがか。
風疹が流行
2013年05月13日 (月)
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