◆約150年前、終生日本で暮らしたドイツ人科学者のゴットフリード・ワグネル氏は、21歳で数学博士号を取得。フランスなどで過ごした後、1868年に来日。京都で理化学、東大では物理・化学教授も務め、その後のわが国の“大黒柱産業”に人材を輩出した代表「東工大」創立にも関わる
◆先日、同氏の名を冠したドイツ・イノベーション・アワード授与式が駐日ドイツ大使公邸で開かれた。ドイツ企業・在日ドイツ商工工議所が、優れた日本人若手研究者の支援、両国間の産学連携を進めるため創設した
◆中国にGDP世界2位を明け渡したが、未だドイツとともに世界経済、科学研究のリーダー。明治時代の『支援』とは全く意味が違う
◆当日、ノーベル賞受賞者の野依良治氏は、日本の頭脳流出の責は不適切な文教政策にあると講演。日本で研究した外国人がノーベル賞を受賞してはじめて“科学技術立国”といえると真のグローバル化の意味を説いた。“ネット販売”を強行するより、世界の中でもっと成長するためにすべきことがある。
“科学技術立国”とは
2013年06月24日 (月)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
新薬・新製品情報
寄稿