小林製薬は、2013年秋の「製品事業・新製品説明会」を、3日に大阪市内で開催した。今秋は、犬がリラックスできる香りの愛犬家向け芳香消臭剤「消臭元いぬのきもち」など11品目を投入し、初年度売上高38億円を目標に掲げた。当日は、6月27日付で新社長に就任した小林章浩氏が「新製品をスピーディーに開発して、世の中にない新しい市場を創るという当社のモデルは継承していく。売上高やシェアは特に考えず、お客様が欲しいと思う製品を形にするような“モノづくり”に全社を挙げて取り組みたい」と抱負を述べると共に、「新市場創造と拡大に向け、新製品の発売前から発売1~3年後の育成プランを策定して取り組んでいく」などの事業戦略が示された。
今期4~6月の店頭販売状況は、全カテゴリーで対前年比2・5%増。このうち医薬品は5・7%増、オーラルケアは2・5%増、芳香・消臭剤は5・9%増と順調に推移している。医薬品では、昨秋にエキス量を増量した「ナイシトールG」などの併売で売上高が伸長したほか、乳液タイプの外用消炎鎮痛剤「アンメルツほぐタイム」も、ターゲットの女性層から支持を得ているという。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。