日本医薬品卸業連合会が今年4月に実施した2013年版「卸経営に関するアンケート」の速報値を発表した。売上高比率では、07年をピークに低下を続けてきた総利益率が0・31ポイント増の6・75%となり、販売管理費・一般管理費率が横ばいの6・13%だった結果、営業利益率が前年を0・31ポイント上回る0・63%となった。ただ、山下冶孝経営管理委員長は8日の会見で「営業利益が回復したと言っても過去最高だった07年の1・13%の水準から、ほど遠い」と述べた。
流通改善への努力も反映
数値は回答63社の直近決算の集計。事業所数は1496カ所、従業員数は5万4254人、年間総上高は総額9兆3288億4400万円だった。医科向けと一般向けを合わせた医薬品の売上高は8兆4202億5900万円で、このうち医科向けが8兆1093億1000万円となっている。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。