◆放射線医学総合研究所(放医研)が日本医師会の協力を得て開発していた、医療関係者向け放射線教育のインターネット教材が、放医研ホームページで公開されている
◆放医研は以前から医療被曝・被曝医療に関する医学教育は重要と考え、教材の作成作業を進めていた。そんな中、福島第1原発事故が発生し国民の放射線被曝に対する不安が増大、昨年4月に医学生向けの「医学教育における被ばく医療関係の教育・学習のための参考資料」をホームページで公表し大きな反響があったという
◆インターネット教材は、この参考資料をベースに、医師などの医療関係者を対象としたもの。▽総論▽放射線などの基礎知識▽放射線の人体影響▽放射線の医学利用▽放射線のリスクと防護▽被ばく医療――のテーマごとに、それぞれスライド20枚程度にまとめ、分かりやすく解説している
◆福島第1原発は汚染水流出など混迷を深め、地域住民の不安は増すばかり。せめて原発のある地域の医療関係者はこうした教材を活用し知識を深めていってもらいたい。
放射線教育、ネット教材活用を
2013年08月23日 (金)
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