世界31カ国で事業展開するグローバル大手特殊化学品メーカーの独ランクセスの子会社で原料・中間体を受託製造するサルティゴ社が、日本で医薬品ビジネスを本格化する。2011年に外国製造業者認定を取得してマスターファイルの登録が可能になり、今年7月には第一三共の新薬パイプラインプロジェクトでの提携契約を締結し、日本市場への本格攻勢に打って出た。ウォルフガング・シュミッツCEOは「第一三共との仕事を大きな一歩として日本で前進していきたい」と話す。
サルティゴ社は農薬、医薬品、ファインケミカルの3分野で原体・原薬および中間体や原料を供給している。医薬品では欧州や北米で豊富な実績があり、日本では農薬分野が先行しているが、シュミッツ氏は「日本の企業のニーズを満たす絶対の自信がある」と強調する。
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