◆財務省は9日、「国債及び借入金並びに政府保証債務」、いわゆる国の借金の現在高を発表した。それによると、6月末の合計は1008兆6281億円と、確実視されていたことだがとうとう1000兆円を突破してしまった
◆10086281という8桁の数字は、自分の銀行通帳でみれば1000万円を超えていてとても頼もしい限りだが、国の借金では単位が億円であり、どのくらいの規模なのか実感すら沸かない。1000兆円という金額は、生まれたばかりの乳児から寝たきりの高齢者まで、全国民が等しく背負った負担が1人当たり792万円にもなるという
◆経済成長が停滞して税収が増えない状況に加えて、労働力減少と非負担者増加の少子高齢社会の加速によって、税収が見込めないのに社会保障などへ税・国債を投入せざるを得ない社会に突入したことが大きな原因だろう
◆与党内でも消費税増税の賛否が分かれているが、社会保障制度の維持(医療制度では薬価差に頼らない)も念頭に、国民的な議論の必要に迫られている日本だ。
国の借金が1008兆円に
2013年08月28日 (水)
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