富士薬品/三和化学研究所=非プリン型選択的キサンチンオキシダーゼ阻害剤のトピロキソスタット(一般名)を富士薬品から「トピロリック錠」、三和化学研究所から「ウリアデック錠」の製品名で発売した。確実な尿酸低下作用が期待できるほか、軽度から中等度の腎機能障害患者は用量調整が不要で、中等度腎障害があっても血清尿酸値6mg/dL以下という治療目標を90%達成できるのが主な特徴。
プリン体代謝経路におけるキサンチン酸化還元酵素を選択的かつ可逆的に阻害して尿酸の生成を抑制する製剤で、富士薬品が創製して三和化学研究所と共同開発した。
成人には1回20mgから開始し、1日2回朝夕に経口投与する。その後は血中尿酸値を確認しながら徐々に増量する。維持量は通常1回60mgを1日2回として適宜増減するが、最大投与量は1回80mgを1日2回。
薬価は20mg錠が20・60円、40mg錠が38・90円、60mg錠が56・40円。