ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)コンシューマーカンパニーは今月から、歯ブラシ「リーチ」シリーズの新製品として、従来品に比べ歯垢除去力が14%アップした「リーチ歯周クリーン」を発売すると共に、好評の洗口液ブランド「リステリン」からは、天然由来の緑茶成分を配合した、初のノンアルコールタイプの「リステリンナチュラルケア」(医薬部外品)を発売するなど、オーラルケアの主力ブランドの充実を図った。
「リーチ歯周クリーン」は、リーチ独自の「ミクロ凹凸極細毛」を搭載している。これは通常の極細毛とは異なり、毛1本1本の表面に凹凸が切り込まれた独自の特殊毛で、歯周ポケットに入り込むと同時に、側面の凹凸がヘラのように歯垢を掻き出す、抜群の歯垢除去力が特徴。
このほか、口中奥の狭い部分まで動かしやすい「先細コンパクトヘッド」、先端部裏にはソフトなラバー素材の「舌クリーナー」を搭載。ラバー付きの握りやすいグリップ形状、奥歯の奥までしっかり磨けるアングルネックも含め、「従来品に比べ歯垢除去力が14%アップし、歯垢を絡め取るパワーはリーチ史上最高」(同社)とする。
ヘッドサイズは4タイプ(それぞれ2種類の毛の硬さ)、グリップ部分はレッド・オレンジ・グリーン・ブルーの4色があり、各オープン価格。洗練されたパッケージと華やかなカラーバリエーションで、店頭を盛り上げると共に、3年ぶりに俳優の阿部寛を起用した新TVCMを放映し、歯垢除去力の高さをアピールしている。
一方、同社では昨年、洗口液を常用していないという人(約1500人)への調査で、その理由として「刺激が強すぎる」「味が良くない」という点も、上位に挙がったという。そこで新たに、低刺激でマイルドな使い心地の洗口液を開発した。
新製品の「リステリンナチュラルケア」は、4種類の薬用成分配合で、口中のトラブルの原因となるバイオフィルム(細菌の塊)に浸透して殺菌し、歯肉炎・歯垢の沈着・口臭などを予防する。天然由来の緑茶成分を配合し、リステリンで初めての低刺激(ノンアルコールタイプ)なので、刺激が苦手な人にもお勧め。500mL(約25回分)、1000mL(約50回分)の2サイズあり、各オープン価格。