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一般薬販売にさらなる関与を

2013年10月11日 (金)

◆スイッチ直後の一般薬など28品目の安全な販売を検討していた厚労省の専門家会合が報告書をまとめた。新たな健康被害が発現する恐れがあるため、他の一般薬よりも厳しい条件を課す内容で、ネット販売には高いハードルとなる
◆厚労省は今後、先月まとめたネットでの販売ルールも踏まえ、具体的な販売手法を策定することになるが、一部品目に規制を残すか、政府の規制改革会議が求める“全面解禁”となるかは、厚労省と政府の調整次第となろう
◆こうした中、医薬品の販売許可を持っていない業者がネットで使用期限切れの一般薬を市価より安く販売する事案が明るみに出た。この問題が全面解禁の動きに影響を与えるかどうかは分からないが、全面解禁ともなればスイッチ直後品目でも医療従事者の関与が大きく減少し、広く様々な状況で使用され得るため、そのリスクをどう考えるかが問題だ
◆薬剤師には、これまで以上に一般薬に関与すると共に、健康被害や有害事象の発現を未然に防ぐ役割が求められていることを強く認識すべきだ。



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