大日本住友製薬の2014年3月期中間決算(連結)は、日本国内で生産受託の一部終了や工業所有権収入の縮小が響いたものの、北米で非定型抗精神病薬「ラツーダ」が引き続き伸びたほか、円安が寄与して二桁成長し、全体では増収を達成した。しかし、昨年4月に買収したボストン・バイオメディカル・インクの開発進捗によって研究開発費が拡大すると共に、円安影響も受けて販管費が増加して減益となった。
セグメント別の売上高で、日本は4・2%減の846億円だった。ビグアナイド系血糖降下剤「メトグルコ」が27・4%増の73億円、非定型抗精神病薬「ロナセン」が14・6%増の62億円、パーキンソン病治療剤「トレリーフ」が20・5%増の41億円と伸長し、昨年末に発売した高血圧症治療剤「アイミクス」が24億円となり、長期収載品等の減少を補ったが、医薬品販売以外の収入減が大きかった。
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