日本臓器製薬は5日から、天然生薬を配合した胃腸薬「ナチュア・胃腸薬A」「ナチュア・胃腸薬」(ともに医薬品)の2商品を関西地区と九州地区の薬局・薬店で新発売した。
胃の働きを正常にさせる6種類の「天然生薬」の働きに加え、出過ぎた胃酸を中和して胃の痛み・むかつきを改善する「制酸剤」、胃の働きを助ける「消化酵素」も配合され、三つの働きで胃にやさしく作用する。生薬を配合していながらスッキリとした服用感が特徴。細粒タイプ。
アロエを配合した「ナチュア・胃腸薬A」は胃の痛みや胸やけに効果があり、消化不良や膨満感を改善するハッカ油も配合している。一方、ショウキョウ(生姜)配合の「同・胃腸薬」は食べ過ぎ・飲み過ぎで胃がもたれたときに胃もたれを改善し食欲を増進させながら、チョウジも消化不良や吐き気を改善する。そのほか、胃に作用するウイキョウ、ゲンチアナ、チンピ、ニクズクの4種類の生薬は共通に配合されている。
パッケージはレトロ調に仕上げ、生薬写真が浮き上がり、消費者への訴求効果も狙う。
同社初となる胃腸薬で新ブランドの「ナチュア」は、自然・天然の生薬を取り入れているという意味で、ナチュラルから引用した。来年には全国発売への展開も視野に入れている。税込み価格は共に20包入り1029円。