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ジャネット・ラウリー博士

2014年2月14日 (金)

◆染色体の一部がちぎれ、他の染色体に結合する状態の「転座」。女性研究者のジャネット・ラウリー博士が1973年に発見し、今では多くの癌の発症に関連することが分かってきた
◆慢性骨髄性白血病(CML)患者の9番染色体と22番染色体に転座があることを突き止めた。それがBCR‐ABLキナーゼを標的とする分子標的薬「イマチニブ」を生み、予後不良疾患だったCMLの5年生存率は90%以上にまで改善した
◆12年4月に、日本国際賞を受賞した際、転座を発見したときの心境を尋ねたところ、「Uh~huh」(目からうろこだった)と、嬉しそうに話す笑顔が今も忘れられない。イマチニブ以降、多くの分子標的薬が登場したが、ラウリー氏の研究成果が新たな医療を切り開いたと言える
◆「自分の研究が、いかに社会にとって重要であるかを、一般の人たちに伝えていくことが大事」。サポートを得られずに苦しむ日本の研究者に、温かいメッセージを送っている。昨年12月に、88歳で他界された。心より哀悼の意を表したい。




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