◆2014年度調剤報酬改定の概要が決まった。今回「調剤」が立ち入れない医科点数の中で、「原則として院内処方を行う」「処方されている医薬品をすべて管理し……」などと書き込まれるなど、医薬分業批判への「回答」なのかと懸念される
◆中医協の中で「分業の後退ではない」と行政側の回答を得ている。当初に比べ若干修正されたとはいうものの、改定項目に明記されたのは事実。先進国に例を見ないような「調剤の例外規定」が、ここに来て大きな楔、あるいは喉元を突く短刀のように効いている
◆一方、薬剤服用歴管理指導料について、「服薬状況及び残薬状況確認、後発品使用について患者意向の確認のタイミングを調剤する前にするよう見直す」などとも書き込まれた
◆点数取得に際した留意事項の形ではあるが、調剤を始めるに際し、通常の薬剤師対応が敢えて書き込まれた。憤慨される方々がさぞかし多いだろう。そのほか、患者には分かりにくい多彩な調剤基本料等々。希に見る突っ込みどころ満載の改定ではなかろうか。
調剤報酬改定の概要かたまる
2014年02月17日 (月)
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