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澱川橋梁から見えるもの

2007年6月20日 (水)

◆1928年に京都・宇治川に架設された澱川橋梁。宇治川の鉄道景観を代表する建造物であることから、橋として初めて有形登録文化財の指定を受けている。実はこの橋梁には、橋脚が一つもない。前から疑問だったのだが、調べてみるとそこには隠されたエピソードがあった
◆当時、架橋地付近には陸軍の演習場があった。最初の計画では橋脚があったのだが、軍から「演習に支障が出る」という申し入れがあった。しかもこの年、京都御所で昭和天皇の即位大典が挙行されることになっており、それに間に合わせることが至上命題でもあった。その結果、無橋脚の橋梁が、突貫工事で建設されることになったのだ
◆当時の記録によると、建設工期はわずか6カ月という異例のスピードだったとされる。支間165mを誇るこの長さが当時、東洋一であり、いまなお日本一であることを考えると、難工事であったことは容易に想像できる
◆イノベーションとは弛まぬ努力と執念が実を結び、初めて生み出されるものだ。隠された建設秘話にイノベーションの源泉を垣間見た思いがする。




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