日本臨床腫瘍薬学会(JASPO)は学術大会2014(大会長・加藤裕芳東邦大学医療センター大橋病院薬剤部長)を3月21、22の両日、「薬剤師が創る虹の架け橋―がん患者に安心して治療を受けてもらうためのファーマシューティカルケアの確立」をテーマに、千葉市の幕張メッセで開く。
堀田知光氏(国立がん研究センター理事長)による「最新のがん医療において薬剤師に期待するもの(仮)」、大津敦氏(国立がん研究センター早期・探索臨床研究センター長)による「わが国における新薬開発の現状(仮)」、長谷川剛氏(自治医科大学病院)による「がん医療におけるリスクマネジメント(仮)」の特別講演のほか、日本在宅薬学会共催シンポジウム「共同薬物治療管理―医師と薬剤師の新たな連携」、薬物動態セミナー、シンポジウム、一般演題などを予定している。
JASPOでは病院薬剤師と薬局薬剤師が協働し、がん患者をサポートしていく体制の実現を目指しており、今大会でも薬局勤務薬剤師に向けて、JASPO薬薬連携委員会セミナー、企業共催セミナーとして「地域薬局における抗癌剤等薬の現状と問題点」「外来がん化学療法における薬薬連携」、企業共催ワークショップでは保険薬局における無菌調製入門として、「無菌調製ロールプレイ」「保険薬局における無菌調製施設と設備」「保険薬局における無菌調製の実際」など関連企画を行う。
シンポジウムは、▽がん薬物療法における薬局での連携―電子カルテ利用を考える▽患者さんやその家族から情報を引き出して行う服薬指導▽実際に訪問している保険薬局薬剤師からの現状と課題そして提言――などを予定している。
問い合わせ先は、同大会運営事務局(TEL03・6891・0231、E-mail:jaspo_2014@nta.co.jp)