日本は世界に例を見ないスピードと規模で高齢化が進行しています。65歳以上の人口は、現在3,000万人を超え団塊の世代(約800万人)が75歳以上となる2025年以降は医療・介護の需要がさらに増加するといわれています。このため厚労省は2025年を目途に地域包括ケアシステムの構築を推進しています。このシステムは高齢者の尊厳の保持と自立生活支援の目的のもと可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるようにするものです。今年度の診療報酬改定でも在宅に大きく舵が切られ、病院以外での看取りを誘導する改定内容となっています。今後もこの流れは加速されると思います。在宅医療に取り組む病院・診療所・老人ホーム・訪問看護ステーション・薬局・医薬品メーカー等々がこの領域に参入するには解釈の難しい在宅医療の内容を熟知する必要があります。
今回、医療法人社団南星会「湘南なぎさ診療所」中村哲生事務長から解釈の難しい在宅医療のノウハウをわかりやすく語っていただきます。湘南なぎさ診療所(在宅療養支援診療所)は内科・外科・整形外科・皮膚科・精神科・泌尿器科・放射線科の専門医を擁し様々なニーズに対応した在宅医療を提供しています。中村氏は在宅医療アドバイザーとして数々の実績を残され開業スケジュール・運営方法・監査対策・トラブル事例など7年間蓄積してきた現場の具体例を惜しみなく提供してくれます。関係部門もお誘いいただき在宅医療のノウハウをお持ちかえりください。
日時
平成26年5月16日(金)15:00~17:00
会場
TPK神田ビジネスセンターANNEX
演題
「地域包括ケアシステムと今後の在宅医療の展望」
講師
中村 哲生氏(医療法人社団南星会湘南なぎさ診療所 事務長)
参加費
会員(無料)、非会員(3,000円)、学生(無料)
申込み
参加希望の方はE-mailにて5月14日までにお申込みください。
(n_mizuno@ivory.plala.or.jp)
*会員の代理参加ができますのでご利用ください。
*当日連絡先:水野(090-1813-7067)、松田(090-8444-4275)
*新規会員(年間11回開催)募集中です!
主催
医療・医薬品情報研究会
次回のご案内
6月19日(木)15:00~17:00
「薬局機能のアウトカム(仮題)」
日本大学薬学部教授 亀井 美和子氏