◆導電性のインクと印刷技術を用いて電子回路を作製する「プリンテッドエレクトロニクス」。従来のシリコンベースの回路と異なり、プラスチックフィルム、金属箔、紙などの柔軟なものにも応用でき、世界的に研究が進んできている。しかも、インクジェット印刷やロールツーロールのオフセット印刷など、既存のプリント技術を用いることができ、大量生産やコスト面でも優れている
◆この技術を応用して、室温環境下で有機薄膜トランジスタを作り出す技術を岡山大学や物質・材料研究機構などの研究チームが開発した
◆これまでの技術では焼き付けのために100~200℃以上の高温プロセスが必要で、プラスチックや紙などへの印刷は難しいとされていたことから、画期的なものといえる
◆今回の成果は、同チームが室温で塗布乾燥するだけで固体金属と同レベルの導電性を持つ金属ナノインクの開発に成功したことによるもの。生体材料でも電子素子作製ができるため、医療やバイオエレクトロニクスへの応用などに期待が持たれている。
医療にもプリンテッドエレクトロニクス
2014年05月19日 (月)
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