TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【NEDO】次世代DDS研究の委託先が決定

2007年07月09日 (月)

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「深部治療に対応した次世代DDS型治療システムの開発研究」の委託先を決めた。

 採択されたのは、▽相変化ナノ液滴を用いる超音波診断・治療統合システムの開発(委託先:日立製作所、東北大学、京都大学、神奈川科学技術アカデミー、慈恵医科大学)▽革新的DDSと光ファイバー技術を融合した光線力学治療システムの研究開発(東京大学)▽多機能化相変化ナノ液滴(長時間滞留、複メカニズムによる治療)の開発(帝京大学)””の3テーマ。

 DDSと、超音波や光・レーザー、放射線、磁場など外部エネルギーを用いた治療システムを融合することで、リリース機能や局所濃度の向上、細胞内誘導の促進が期待されている。委託事業では、外エネルギーと薬物の組み合わせで、難治性で比較的深部の肺や膵臓などの疾患に対し、二つの治療システムの開発を行う。

 一つは「革新的DDSと光ファイバー技術を融合した光線力学治療システム」。生体に安全な光エネルギー刺激によって、薬効を発現する薬剤(光増感剤)を癌細胞に選択的に送達するDDS開発と、体内のあらゆる腫瘍に対し、低侵襲・効率的に光照射を行うことのできる光ファイバー、光照射装置の開発により、正常組織にダメージを与えることなく、難治性癌を根治できる治療システム開発を目指す。

 もう一つは「相変化ナノ液滴を用いる超音波診断・治療統合システム」。表在部・腹部・泌尿器科領域などを対象にした腫瘍部位を想定し、診断用でかつ治療用としても機能するマイクロバブルを、目的部位だけで生成させ、治療標的部位を事前に画像診断によって確認した上で、治療用超音波による加熱凝固作用などの物理的作用を用いて、部位選択的な治療診断・治療統合システムの開発を行う。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術