◆9万3500ドル、円換算で1100万円以上。米国で働く薬剤師約24万人の平均年収だ。米国労働省が2006年5月に調査し、このほど発表した統計資料。800種以上の職種を対象に、労働者約1億3260万人のデータを収集、解析した
◆高収入職種の第1位は麻酔科医で、年収は18万4340ドル。2位は手術医。以下、各科専門医がズラリと並ぶ。薬剤師は政治学者やエコノミストを抑え堂々の34位だ。同じ医療職の看護師は180位、年収は5万9730ドル
◆薬剤師の年収は、病院でも薬局でもほぼ同じ。全職種の平均年収3万9190ドルに比べると、かなりの高収入と言えるだろう。03年6月の調査では7万8620ドルだった平均年収は、04年6月に8万4370ドル、05年6月に8万8650ドルと着実に増加している
◆日本ではどうか。厚生労働省の06年度賃金構造基本統計調査資料から計算すると、薬剤師の平均年収(36・6歳)は約497万円で横ばい。大雑把に言えば、米国の半分程度に過ぎない。医療制度の違いが背景にあるとはいえ、これが現実だ。
薬剤師の平均年収 米国の半分?
2007年07月11日 (水)
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