【新製品】OTC初のIBS再発症状改善薬‐九州・沖縄で「セレキノンS」発売 田辺三菱製薬

2014年7月14日 (月)

セレキノンS

 田辺三菱製薬は、OTC医薬品として日本で初めて「過敏性腸症候群(IBS)の再発症状改善」の効能を取得した「セレキノンS」(要指導医薬品)を、10日から九州・沖縄地区限定で新発売した。同社が開発した消化管運動調律剤トリメブチンマレイン酸塩を有効成分とし、腸の運動を調節することにより、ストレスによって繰り返す下痢や便秘といったIBSの症状を改善する。

 IBS(Irritable Bowel Syndrome)は、腸に器質的な病変がないにもかかわらず、ストレスなどの原因により、腹痛や腹部不快感を伴う下痢や便秘などの便通異常が慢性的に繰り返される疾患で、日本では成人のIBS有病率は10~15%と言われる。一方で、多くの人が病気であるという認識がないため受診率が低く、繰り返す症状に悩まされている。同社がIBS患者を対象に行った調査でも、「仕事への悪影響」や「気分が落ち込む」など、日常生活への影響が上位に挙げられており、QOLの低下が著しい疾患の一つといえる。

 「セレキノンS」は、1日量(3錠)中にトリメブチンマレイン酸塩300mgを配合。ストレスなどによって腸が過敏になり、腸管運動機能に異常が生じることで発症・増悪するIBSの症状を改善する医薬品で、OTCとしては初めての製品。腸管運動が亢進している時は抑制し、低下している時は亢進させるというユニークな作用で、腸の動きを正常化する。腸管運動を正常化することで、下痢型、便秘型、混合型(下痢と便秘を繰り返す)などの、いずれの病型のIBSに対しても効果を発揮する。

 同社がIBS患者に行った調査(回答312人)では、9割以上がIBSの「予兆を感じる」としている。予兆の症状(複数回答)では、「おなか(下腹)に不快感を感じる」65%、「おなかがゴロゴロする」56%、「おなか(下腹)に軽い痛みを感じる」49%、「おなか(下腹)にハリを感じる」40%など、腹部の不快感や腹痛などを感じていた。

 「セレキノンS」は、こうした予兆を感じた時から飲み始めることができるので、予兆から症状が治るまでのつらい症状をコントロールする。成人(15歳以上)1回1錠を1日3回、食前まはた食後に服用する。税別希望小売価格は20錠1780円。

 同社では「IBS患者に対して、セルフメディケーションにおける新しい治療の選択肢を提供し、QOLの改善に貢献できる製品」との期待を示す。店頭の薬剤師による購入時の情報提供サポートに注力するほか、ブランドサイト(http://www.cerekinon.jp/)を通じて適正使用のための情報発信もスタートした。8月からは福岡県を中心に、TVCM放映や交通広告を実施し、疾患啓発にも努めていく計画。




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