◆国内製薬大手のR&D拠点が海外に流出している。臨床開発や化合物探索では、日本に本社がありながらも、米国拠点がグローバルの方針を決める。“最後の砦”である非臨床領域までもが、米国に司令塔機能を移し始めたという話を聞いた
◆製薬企業からCROへの外部委託は高い比率にあり、サイエンスが進化する中で、お互いが協力して新たな医薬品評価技術を創り上げなければいけない時代である。ところがある国内製薬大手は、司令塔機能を米国に移し、国内非臨床CROからの問い合わせをウェブ対応に急きょ変更したという
◆グローバル化が進み、全世界を睨んだ事業展開は必要不可欠だ。ただ、日本国内で構築してきたパートナーとの関係や、コミュニケーションをやめ、強引にグローバル化することが果たして、正しいやり方なのか
◆逆に最近では、外資系日本法人ほど「日本発」を強調する。CROとの関係を含め、医薬品開発で日本を空洞化させてはならない。“日本から世界を考えるグローバル企業”を目指してほしい。
空洞化しないグローバル化を
2014年08月27日 (水)
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