中央社会保険医療協議会は10日、ノバルティスファーマの高血圧治療薬「ディオバン」医師主導臨床研究のデータ改ざん事件をめぐり、論文の誤った結論やそれに基づく広告が医療保険財政に及ぼした影響について、薬価専門部会で議論を開始した。
「ディオバン」医師主導臨床研究のデータ改ざん事件をめぐっては、厚生労働省の検討委員会が対応と再発防止策を取りまとめた報告書の中で、製造販売業者のノ社がデータ操作で誤った結論が導き出された論文を利用し、ディオバンの広告を行っていたことに対し、医療保険財政への影響を中医協で検討すべきとの考えを示していた。
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