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【生物研】角膜組織再現で新素材‐再生医療の実用化目指す

2014年09月29日 (月)

 農業生物資源研究所(生物研)は、東京大学病院と共同で、ブタのコラーゲンから生体適合性の高い角膜再生素材を開発した。新素材を足場にヒトの角膜内皮細胞を培養し、角膜内皮組織を作ることに成功。この成果をもとに東大病院では、視力低下で角膜移植が必要となる水疱性角膜症等の治療に向け、角膜再生医療の実用化を目指す。

 生物研は、ウシのコラーゲンとウシ血清を含んだ培養液からコラーゲンビトリゲルを開発した。今回、これを角膜の再生医療用素材として実用化するため、ブタのアテロコラーゲンとウシ血清を含まない無血清培養液から、透明性に優れた半球面形状のコラーゲンビトリゲル膜の新素材を開発した。


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