◆先月までは「涼しい夏」と言われていたが、今月に入ってからは一気に日中の気温が上昇し、今まさに夏本番の様相を呈してきた。上昇といえば、このところ気になるのが、ガソリンの店頭価格だ
◆現在、原油価格は1990年に勃発した湾岸戦争時を上回る水準に達するといわれている。石油元売各社も1日から石油製品卸価格の値上げに踏み切った。ガソリン販売店では、この分を店頭価格に転嫁。ガソリン価格上昇が始まったわけだ
◆石油製品の価格高騰が長期化すれば、経済・物価に与える影響は大きい。当然、輸送手段などの原油燃料コストも上昇する。流通段階の製品価格への転嫁の動きも出てくる。一般商材の物価上昇が進めば、家計を直撃する懸念材料も出てくる。現時点で、デフレからインフレへ序章が始まったと見るのは早計だろうか
◆安値大量販売を軸に成長してきたドラッグストア企業の多くも、事態が長期化すれば、コストをオンする困難さを経験することになろう。従来からの販売姿勢も、大きな転換を余儀なくされるかもしれない。
インフレへの序章か
2007年08月13日 (月)
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