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最期は静かに苦しまず

2007年8月10日 (金)

◆約80人の医師が参加する「岐阜在宅ホスピス研究会」の代表世話人で、在宅医療を推進する開業医、小笠原文雄氏の講演を聞く機会があった。小笠原氏は現在、医師4人、看護師11人で年間約110人の在宅患者を診ている
◆18年前に在宅医療を始めた当初、「在宅ではこんなに安らかに亡くなることができるのか」とショックを受けたという。病院死でよくある苦悶状顔貌はほとんど見られない。「苦しまず静かに最期の瞬間を迎えられるようにしたい」。それが小笠原氏の理念だ
◆ある患者宅で朝、息子が新聞を読む横で父親が音もなく息をひきとった。100点満点の事例だと思っていたら、母親であるお婆さんが怒っている。血圧も急上昇していた。「私は徹夜で看病したのに、うちのバカ息子はお父さんが息をしていないのに気づかない。腹が立ってしょうがない」
◆小笠原氏は「死に水を取りたかったんだね。お父さんが苦しんだら息子さんも気づき、伝えてくれただろうから、苦しんだ方が良かったのかな」と尋ねた。お婆さんは悩んだ末、「大事なお父さんだから、苦しむのだけは嫌だよね」と納得。血圧もすっと下がったという。




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