プロテクティア(茨木市、彩都バイオインキュベータ内)は、茶カテキンをベースに大阪大学と共同で開発を進めてきた、新たなウイルス対策の特許技術「Cate Protect(カテプロテクト)」を不織布に使用した「ここ一番のマスク カテプロテクター」を、調剤薬局および同社ECサイトで販売開始した。
Cate Protectは、お茶に含まれる天然カテキンの中で、最も抗ウイルス機能が高いEGCG(エピガロカテキンガレード)を独自の技術で膜親和性にして、抗ウイルス機能をさらに強化した高機能性成分。大阪大学産業科学研究所特任准教授の開發邦宏氏が開発した新技術で、インフルエンザウイルス、ノロ類縁ウイルスなどのウイルス病原体に加え、30種類以上の細菌病原体への効果も確認しているという。
プロテクティアは、開發氏の研究成果であるカテキン誘導体を実用化するために起業した、大阪大学発のベンチャー企業で、製品化の第1弾が「ここ一番のマスク カテプロテクター」となる。
ウイルス・細菌対策新技術Cate Protectを加工したフィルターに加え、ウイルス飛沫・細菌ろ過効率(BFE)99%以上の高機能メルトブローフィルターを用いた、新しい高性能4層フィルター方式を採用しているため、種々のウイルスや細菌、花粉、微粒子を効果的に除去する。
口元はオメガプリーツ構造なのでゆったり感もあり、痛くなりにくいソフトな耳ひも、肌にやさしいサーマルボンド繊維を用いているなど、使用感・装着感にもこだわった。また、Cate Protect加工には天然由来成分を用いているため、金属・蛋白質などへのアレルギーが気になる人にとっても、高機能のマスクを提供できるようになった。
サイズは縦225mm×横117mm(フリーサイズ)、1袋3枚入りで、税別希望小売価格480円。