◆東京大学と大阪府立産業技術研究所などのグループは、印刷で製造できる有機温度センサと高性能有機半導体デジタル回路を開発し、これを電子タグとして温度センシングと商用周波数での温度データ伝送が世界で初めて成功した。NEDOプロジェクトで産学官連携で取り組まれたもの
◆有機半導体は塗布法・印刷法といった簡便でしかも比較的低温での作製が容易なことや、低コスト、プラスティックRFIDタグやフレキシブルディスプレイなどの用途に期待できるなどの特徴があり、盛んに研究されている
◆今回開発された技術は、有機半導体を塗布し結晶化させる技術をもとに、高性能の有機回路と塗布して作れる有機デジタル温度センサを独自開発し、13・56メガヘルツの周波数でデジタル信号の伝送を実現した。従来の塗布型有機半導体よりも10倍以上高い性能で、10分の1以下の低コスト化が図られるという
◆応用として、物流の効率化や医療用センシングデバイスなどが考えられている。これからも、産学官連携での技術開発に期待が持てる。
印刷で作れる電子タグで温度センシングとデジタル信号の伝送に成功
2015年02月02日 (月)
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