日本薬剤師会は、大阪府薬剤師会が開発した「大阪e-お薬手帳」と連携し、相互に利用・閲覧可能な形態での日薬版電子お薬手帳のシステム開発を本格化する。来年度前半(一部機能は時期未定)の運用を開始する見込みだ。日薬と大阪府薬が今月中旬に相互連携について合意したのを受け、18日に各都道府県薬剤師会へ今後の方針について情報提供した。
日薬版電子お薬手帳のシステム開発に当たっては、その基本的観点は「国民が安心して情報を預けられる仕組みを構築する」とし、既存の電子お薬手帳アプリ・システムとの連携等を考慮する。特に、大阪府薬開発の「大阪e-お薬手帳」は、全国20の薬剤師会が採用し、約6万人の利用者がいることから、大阪府薬と共同し、相互利用・閲覧可能な仕組みを検討し、将来的な統合を視野に入れた検討も行う予定だ。
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